依存症 買い物依存

依存と依存症は別のものであることが
わかっていただけましたか?

日常生活に支障をきたしてしまうのは、
それが習慣化していることも関係しています。

ストレス発散は誰もがやっていることです。
けれども依存症になる人は

《いつも同じ方法》

で発散させていることに原因があります。

カラオケ出ないとだめ、
甘いもののやけ食いだけが自分を
ストレスから解放する手段になっているのです。

実はこの「習慣化」が怖いのです。

その理由を脳のメカニズムから説明しましょう。

脳の中には正常に働くための
脳内神経伝達物質がありますが、
その一方で私たちに快感を
起こさせる役割もあります。

たとえば、ストレス発散の為に
ショッピングをする女性がいるとしましょう。

彼女が思い切り買い物をしているとき、
脳内ではワクワク、ドキドキ気分になる
ドーパミンとい神経伝達物質が出ているので
気分はとても高揚します。

このドーパミンは、ストレスによって
出てくる不安物質ノルアドレナリンを打ち消してくれます。

しかし、発散方法が買い物だけだと、
脳の中には耐性ができてきて、
ドーパミンの感度が鈍くなってしまい、
今までと同じドーパミンの量では
満足できなくなります。

そのため、もっとドーパミンを出そうとして
今まで以上にたくさん買い物をしたり、
もっと高価なものに手を出すようになります。

そして、もっともっと強い刺激で
さらなる快感を求めるようになるので

買い物がやめられなくなります。

ついにはカードの限度額オーバー
貯金はゼロ
借金までして買い物をすることになって、
最後には自己破産という
最悪の結果を招くこともあります。

このドーパミンの暴走は、
本来ならばほのぼの気分にさせる
セロトニンが止めています。

ところが、女性はもともとセロトニンの
レベルが少ないうえ、日常的なストレスを
和らげるためにセロトニンが使われているので

暴走を止めてくれる
セロトニンが不足していて
ストップがきかなくなるのです。

依存症は何に依存しているかで
3つに分類できます。

買い物やパチンコはある行為を何度も繰り返す
「行為依存」

アルコールやたばこなど食べ物や嗜好品にはまるのは
「物質依存」

恋愛や携帯メールなどの人のつながりに執着するのは
「関係依存」

です。

依存症に陥ると、
一つの依存がなくなっても、ほかの依存に
移行する場合がしばしばあります。

たとえば、
買い物をやめたと思ったら次はアルコール、
アルコールをやめたらその次はパチンコ、
という具合に、どんどん移っていくのです。

依存から依存症にならないためには、
ストレスの発散方法を
いくつか持っておくことが大切です。

一つに偏ってしまうと
それだけにべったり寄りかかってしまい、
依存症に陥りやすいからです。

まずいなと思っているのに、
なかなかやめられなかったり、
その習慣を続けるために
誰かに嘘をついたりしていたら、

既にはまりかけているかもしれません。

カラオケに行けない時は
お友達とおしゃべりをする、
コメディー映画を見て思い切り笑うなど、

自分の好きなことなら何でもいいので

これが出来ないならこっちと
いくつかカードを増やしてみましょう

依存症は病気です。
一人で悩まずご相談ください。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日一日があなたにとって

素敵な一日になりますように。

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