依存症 買い物依存症②

同じ依存症でも、
男性と女性では微妙な違いがあります。

特に違いがはっきりするのは
買い物依存症です。

男性が買い物依存になって買うものは
主に道具類です。

車やバイク、パソコン、ゲームソフト、釣り道具など。
コンピューターを何台も買って、
いくつものメールアドレスを使い分けたりして楽しみます。

一方女性の方はほとんどが身につけるものです。

洋服やバック、靴、アクセサリーなど、
自分を美しく着飾るものばかりなのです。

この違いは男と女、突き詰めれば
生物学的なオスとメスの差で、
性ホルモンによって脳の構造や働きが
基本的に違うからです。

動物の世界では、
オスの評価は、ドンの獲物をとったか、
どんな巣を作ったかということで
メスが判断します。

例えば、メスはオスが作った巣を吟味して
気に入ったら交尾をしますが、
気に入らなかったら別のオスを探します。

ですから
オス=男性は名誉欲、金銭欲、地意欲
欲しがるのです。

全てはメス=女性に気に入られるためです。

では、女性が身につけるものを欲しがるのは何故でしょうか。

これを雄鶏の交尾に例えると意外とわかりやすいです。

雄鶏というのは一晩に60回も交尾が出来るのですが、
同じ雌鶏とは5回までしかできません。

ところが別の雌鶏が相手になると
6回目の交尾が出来るのです。

これを「オンドリ効果」というそうですが、

人間の場合はそうはいきません。

女性は相手に何人も浮気されては困りますから、
何とか繋ぎ止めなくてはいけません。

何故なら人間の場合、
一回に受精する卵子も精子もひとつきり。

そのタイミングも月に1回ですし、
双子などを除いて、産む子供も一人ですから、
気に入ったパートナーの遺伝子を
独占したいと考えるからです。

そこで相手を引き留めておく作戦として、
自分が身につけるものを変えて
違う雌に見せかけているのです、

「今日のお前はいつもと違うぞ」

と思わせたいのです。

つまりは、

「目くらまし」

オスはメスを誘うためにいろいろ力をつけて
メスは変身して、いつも私を見ていてちょうだい。

というわけです。

とはいえ、買い物依存症は病気です。

抜け出すためには、

《買い物断ち》

をするのが一番です。

買い物をしなかった日には
スケジュール帳にシールを貼ります。

そうして、シールがたまったら、
ポイントゲット。

ご褒美に買い物を解禁するのです。

とにかく、10日我慢できれば合格。

感度の鈍ったドーパミンは
10日もすると元に戻るので、
とりあえず10かもドーパミンを出すのを
お休みすれば、少しのドーパミンでも
満足できるようになり、

依存症にはならずに済みます。

これを試してみたけど、

「10日頑張れない」

そんな人は、頑張らずにご相談ください。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日一日があなたにとって

素敵な一日になりますように。

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