天然石・占い・霊視 ・カウンセリング 楽風

見えない不安と苦しみを救う心の専門家

依存症 関係依存②

そして貴子さんの生い立ちについてです。

貴子さんの家は共働きで
お母さんに甘えた記憶はほとんどありません。
一人子だったせいか、
何でも自分でやる癖がついてしまい、
親に相談することもなかったそうです。

そのため、貴子さんの心の中にある

母親の愛情を得て安心したい

という感情を伝えることが出来なかったのです。

彼女の中で長年思い続けた
愛情への渇望感は、
心の空洞となってしまいました。

対人関係を築く最初の過程は

親子関係です

特に母親との関係です。

人間に対する基本的な信頼感は

母親から絶対的な愛情を受けることによって
築かれます。

次に、母親から離れ、
愛情の対象となっていくのは

毛布だったり
ぬいぐるみのくまさんだったりします
(スヌーピーに出てくるライナスの毛布はこれです)

そして、

次第に友達や恋人という具合に移行し

対人関係のトレーニングをしながら
自我が形成されていくのです。

はじめの過程でつまずいてしまった
貴子さんは希薄な人間関係しか
築けずに、寂しさを埋めることが
出来なかったのです。

とりあえず彼女には

ホストクラブとパチンコに通う
回数を減らすようにお話ししました。

代わりに習い事を進めたところ、

興味のあったフラメンコのダンス教室に
通い始めました。

あの情熱的なステップを踏んでいると、
自らの感情がほとばしり出て来て

内在する負のエネルギーが
浄化されていくような気がすると

彼女は話してくれます。

フラメンコダンスの発表会に出たり
そのための衣装を買ったりと

お金も時間も趣味に使えるようになり

貴子さんは笑顔でカウンセリングを
終了しました。

心の空洞が開いてしまうと
そこにはいろいろな誘惑が入り込みます

貴子さんは関係依存にはまりましたが

ほかの依存症にはまることも
十分に考えられます

貴子さんのように早い段階で

お手伝いが出来れば良いのですが、

借金が出来てしまったり、

仕事をやめてしまったりした後では

後悔が大きくなってしまいます。

脱出のポイントは代替えです

悩んでいる方がいたら、ぜひご連絡ください。
一人で脱出するのはとても難しいことです。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日一日があなたにとって

素敵な一日になりますように。

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テーマの著者 Anders Norén