臼井智香子です。
あなたは
「母親に愛されていない」
「母親が褒めてくれない」
「母親が優しくしてくれない」
と感じていませんか？
親はずっと口うるさいものですが、
とても心が傷ついている方がいます。
勿論、心の傷はしっかり癒さないと
とても生きにくいです。
なので、インナーチャイルドセラピーを
受けたりする必要もあると思います。
ですが、今日は少しだけ
あなたのお母さんの肩を持ってみます。
あなたもお母さんから褒められたことが
無いかもしれませんが、
そのお母さんも、母親から褒めてもらったことが
無いのです。
だから、あなたのお母さんは、
子供を褒めるという事が、どうやったらいいのか
わからないのです。
今みたいに、子育ての本があふれていたり、
ネットから情報を得たりできなかったので、
褒めて育てるなんて事を知らないのです。
だから、決してあなたを愛していないのではなく
愛情をどう表現したらいいのかが
わからないのです。
そんなお母さんを少しだけ
優しい気持ちで見てあげることはできませんか？
私も母に褒められたことがなかったです。
テストは100点が当たり前で
90点はもちろん怒られます。
社会人になってからも
具合が悪くなり休んだりすれば
「なんで身体が弱いんだろうね」
と言われていました。
そんな母がステージ４の癌になって
闘病するようになりました。
勿論私は母の面倒を見ていました。
その年の自分の誕生日に私は初めて母に
「お母さん。産んでくれてありがとう」
と言えました。
その時母は、びっくりした顔をしてこう言いました。
「丈夫に産んであげられなくてごめんね」
と。
初めて母の心に触れた気がしました。
母は私に「なんで身体が弱いんだろうね」
と言った心の中には、
「なんでこんなに体が弱く産んでしまったんだろう」
と自分を責めていたのでした。
母も親に褒められずに育ちました。
だから、どう言ったらいいのかわからなかったのです。
私が初めて母に感謝を伝えたことで
母も素直な心で気持ちを伝えてくれたのです。
母はその一年後に他界しました。
親はいつまでもいるような気がしますが、
確実にあなたよりも先に逝ってしまいます。
まだ、心で話をしたことがないならば、
早いうちに、心の会話をしてほしいと思います。
その時、帰ってくる言葉に期待してはいけません。
あなたの心の言葉を伝えてくださいね。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
今日一日があなたにとって
素敵な一日になりますように。