PSカウンセリング事例 : 不登校・生きる意味

 学生さんがお母さんと一緒にご相談に来ました。
お話を聞くと、急に学校に行けなくなり、元気もなく部屋に引きこもっているとのこと。
母子関係にも少し違和感があったので、母子ともにカウンセリングをお勧めしました。

今回はお二人で来てくださったので、結果が速く出たと思います。

お母さま 3回コース
お子様  10回コース

にてスタートしました。

初回は心理テストです。
性格診断テストから今の精神状態を確認するテスト、過去のトラウマなど
複数のテストを行います。

そこで出た結果で、お互いに現状を確認しながら、今後どのようになりたいかを話合い、
方針を決めていきます。

今回のテーマは 「自立と人生の目標」

に焦点を当てました。

お子様のスタート時の性格診断テスト結果

外交性がほぼなく、抑うつ性が高いのが気になります。
とても神経質ですが、優しいところを持っているという結果です。
新しいことへの挑戦をする気持ちはとてもあるのに、前に進めない状況がよくわかります。

引きこもって家にいるので、規律性も弱くなっています。

性格診断テストはその人の結果ではなく、現在の状況です。
もちろん普遍的要素はありますが、考え方のトレーニングでほとんどが楽になります。

カウンセリングを進めていく中で、いろいろなことを行いました。

まだ学生さんなので、この先の人生が後悔の無いように生きていけることを念頭に、
一緒に頑張ってきました。

学校へ行くことがゴールではないです。
行かなくても人生に問題が出なければいいのです。

ですが、多くの方は学力が足りないことで社会適応できなかったり、
コミュニケーションがわからず、集団で暮らせなかったり、学校で覚えるべきことが足りずに
苦労することがあります。

また、一番問題なのは、この先人生に目標や、やりたいことが出てきたとき、
大学や、専門学校に入りたくても前条件が整わずに行くことができないことではないでしょうか。

今は学校の形態は色々な形があります。
自分に合ったものを選択し、無理なく通うことが一番身につくと思います。

このお子様の場合、劣等感もとても強いのですが、これは学校へ行ってないことの負い目であったり、
みんなはできるのに自分は出来ていないという、気持ちの表れだと思われます。

10回のカウンセリングを終えて


生活リズムを整え、目標を定め、将来の夢も持てるようになりました。

最後に未来宣言をしていただいたのですが、そこには25歳の自分に向けた目標が書かれていました。

素晴らしい結果が出たと思います。
本人も毎日とても努力をしていました。
認知行動療法は 認知して行動する心理療法なので、やる気がない人はうまくいきません。

こちらにカウンセリング後の心理テストを載せます。

比較してみます。

 

抑うつ性がかなり下がりました。劣等生も下がっています。
特筆するところは、活動性、社会的外交性が上がっているところ。
まるで、別人のテスト結果のようになっています。
数字で見てみますね。


人は必ず変われます。
変われないのはやり方がわからないからです。

自分が変わりたいと思うなら、必ず変われます。

「なぜかいつも自分だけ」

「一生懸命やってるのに・・・」

など、不満を抱えているのなら、ぜひカウンセリングへお越しください。

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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