仕事に頑張り過ぎて身体を壊す人は
何週間もずっと残業をして
一気に片付けようとするパターンに
はまりがちです。
本人は集中していますから、
仕事をしている間は疲労感なんて
ちっとも感じません。
ところが、やっと仕事が片付いて
休みを取ろうとしたとき、
がくんと倒れたりするのです。
毎日100%のエネルギーを出し切ってしまえば
一日が終わるころには空っぽになっているはず。
超回復の理論から言っても、
休み方下手な人ほど十分に回復
出来ませんからいつかエネルギー切れを
起こすのは目に見えています。
だからこそ、20%の余力を残して
明日のエネルギーとしておけば、
仕事量は同じかもしれませんが、
病気になるのは避けることが出来ます。
老舗の酒造や醸造メーカーなどで
何百年も伝統の味が続いているのも
この余力を残しているからではないでしょうか?
酒や醤油、みそなどの発酵食品は
その製造過程で麹菌が伝統の味を作り出す
大切な役目をしています。
そのために、麹菌は全部使わないで、
翌年の為に少し取っておいて受け継いでいく
製法があります。
その店の味や香りを出すためには、
残しておくことが必要だからです。
また、こんな話もあります。
新人の新聞記者が必死に取材をして
5つ記事にしたいネタがあるのですが、
スペースが足りなくて全部書くことが出来ません。
先輩記者に何とか短くして上手く
まとめられないものか相談しました。
すると先輩は、そんな時は5つ全部を
記事にすることはない、4つでいいと言いました。
ネタを5つ全部書いてしまったら、
次の時にまた最初から全部考えることになる。
1つ残しておけば、そこから次のネガを
どんどんつなげていくことが出来るから、と言うのです。
私たちの身体にも麹菌の法則が
当てはまると思います。
仕事でも何でも、長く続けるには
あなたのエネルギーをいつも少し残しておいて、
明日への元手にして増やしていってください。
空っぽにしてしまったら、
1からためるのはかなり大変なことです。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
今日一日があなたにとって
素敵な一日になりますように。