だから言ったじゃない!

自分がいつも正しいと思っていませんか?

「私が正しいに決まっているのに、
どうしてみんなそれがわからないのだろう」
「私のせいじゃないでしょ。
あなたのせいでこうなったのよ」
「私の仕事に意見するなんて、絶対に許せない」
「私の言うとおりにしていれば、
こんなことにはならなかったのに」

そんな考えありませんか?

軽く言うと

「だから言ったじゃない」
「そうだと思った」
「そうなるに決まってるよね」

的な思いもこれに分類されます。

確かにあなたは正しいかもしれません。

でもそれが、間違っていないとなぜわかるのでしょう?

私は若いころずっとこのタイプでした

自分が何もかも正しいと思っていました。

見る角度や位置を変えれば、
どんな正論にも
別の見方や考え方があるものです。

人それぞれ、いろんな立場での意見が
あるはずではありませんか?

ひょってして、

自分の狭い世界の中だけで
「正論」
を振りかざしていませんか?

そして、それが、広い世間に
通用するものだと
錯覚していませんか?

何でも自分が正しいと考える
心の癖がついている人には

このような「井の中の蛙」の状態で
正論をぶっているつもりになっている
ケースが少なくありません。

このタイプの人は
多くが

「自分には本当は実力があるのに
 みんなが認めてくれない」

という欲求不満を抱いています。

そして、狭い井戸の中だけで力を誇示しようとしているのです。

また、こうした人に特徴的なのが

自分のことは棚に上げて
人を非難したり
責任を人に転嫁したりする態度です

「自分が正しい」
「自分が間違っているはずがない」

という思い込みが強いために

悪い結果や出来事を

「人のせい」

にするのです。

被害者意識も強く
自分の意見を否定されたり
面目をつぶされたりすると

衝動的怒りに走ることもあります。

では、どうしたらいいの?

とにかくまずは、自分の狭い殻を出て

「世界の広さ」

を思い知ることなのです。

例えば、健康的な人が街で車いすの生活を体験すると

その不便さはもとより、日ごろ見慣れた街を見る視点が

がらりと変わり、

それまでの世界観が変わるといいます。

そのように、自分の「立ち位置」が変われば、

物事は全く違って見えてくるものなのです。

ですから、何でも自分が正しいと思い込んでいる人は、

とにかく自分の「立ち位置」を変え、

相手の立場に立って物事を考える癖をつけるべき。

そうすれば、自分がいかに今まで狭い世界の中だけで

勝負していたかがだんだんわかるようになるでしょう。

当たり前ですが、

世界は広く、

決して自分を中心にして回っているわけではありません。

ただ、きちんとそれを把握しているかどうかで、

自分に対する「客観的検討能力」は

天と地ほどに変わってきます。

是非勇気をもってそれを認め、

広い世界とわたり合いましょう。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日一日があなたにとって

素敵な一日になりますように。

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