例えばこんなことないですか?
朝、いつもの電車に乗り遅れた
それだけなのに、
今日はすべてがうまくいかない気がする
お正月に初詣で転んでしまったら
今年一年ずっと悪いことが起こる気がする
出来事はとても小さなことなのに
全部だめな気がしてくる
そして、
「どうせ運が悪いんだから次も失敗するに違いない」
という、根拠のないマイナスな自信が出てきます
これでは、本当に失敗してしまいそうですよね
ちょっとでもケチをつけられると、すべてが嫌になってしまう人
そんなタイプの人あなたの周りにいませんか?
あるいは
あなたにも覚えがないですか?
このように
「一つダメだったら全部だめ」
という考え方をする人には
悪い出来事を過度に一般化してしまう心の癖がついています。
このタイプの人は普通であればどういうことのないミスや失敗、
自分に対する注意などを
拡大解釈して
まるですべてを否定されたかのようなとらえ方をしてしまうのです
完璧主義の人に多く
その背景には
「自分のやることが完璧でないなら、やっても無駄だ」
という発想が隠れています
だから少しでも自分の意に沿わないと
すべてをあきらめて投げ出してしまうのです
能力は一つではありません。
言語的知性、論理数学的知性、音楽的知性などと
いくつも並列して存在します。
これを
「心の多重性」
と呼んでいます。
そして、これらは、それぞれがある程度独立した形で
機能できるようになっていて、
いずれも段階的にレベルが上がっていくものなのです。
つまり、ひとつはダメでも「ほかがある」。
今はダメでも、積み重ねていけば
「レベルは上がる」のです。
だから、ひとつが失敗しても大丈夫。
あなたおやったことは、脳の中の膨大な能力の中のほんの一部。
140億個ある脳細胞のいくつかがうまく作動しなかっただけ。
そう考えれば
「すべてがダメ」
なんて発想はなくなります。
失敗や批判を恐れて何事にも挑戦するのを避けていては
まだ作動していないあなたのほかの脳細胞=能力が
《もったいない》
だから、何でもトライしてみましょう。
それによって、今まで潜んでいた自分でも知らなかった能力が
目覚めるかもしれません。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
今日一日があなたにとって
素敵な一日になりますように。