愛と誠意が伝わる話し方 5つのテクニック②

テクニック2 

話はじめをゆっくり話す

話をするのが苦手な人は、
口下手であることを隠そうとするせいか、
落ち着いてしゃべれない傾向があります。

そして、「伝えなくては」と
焦れば焦るほど、言葉がつっかえたり
出てこなくなってしまったり、
妙に早口になったりします。

これでは相手が話を理解できません。

まず、気分を落ち着かせることが大切です。

そのために有効なのが、ストローク。

特に話はじめをゆっくり目にしゃべると、
不思議と心が落ち着いてきます。

その効用を
「身をもって認識できた」
という玲子さん(28歳)はこんな風に言っています。


「以前、友人の結婚式でスピーチをしたとき、
ものすごく緊張して失敗したことがあります。
用意した言葉は一気に言ってしまおうと焦って、
言葉を噛んでばかり。ますます焦って、頭に血が上り
自分でも何をしゃべっているのか、わからなく
なったほどです。誰も聞いちゃいないし。
二度とやりたくないと思いましたね。
 でも、二度目が来ちゃった。『やだなぁ』
と悩んでいた時、会社の同僚が


『最初の言葉をゆっっくりすぎるくらいに
話してみるといいわよ。絶対、気持ちに余裕が出るから』

とアドバイスしてくれました。

正直、半信半疑でしたが、やってみてびっくり。
意識してゆっくりと話し始めたら、本当に落ち着いたんです。
しかも、大勢の列席者の目が『何?誰?』って感じで、
自分に集まりました。
それが、
『あ・・・・私の話を聞こうとしてくれているんだ』
という快感につながるんですよね。

気が付いたら、会場を見渡しながらしゃべるなんて
芸当をこなした居ました。

以来、私は特に大勢の人の前でしゃべったり、
重要な話を伝えたりするような時には、
緊張を解くために、スロートークで話始めることを
心がけています。」

彼女は今では
「結婚式のスピーチ大好き!大勢の人が私の話に耳を
傾ける快感は何物にも代えがたい」と豪語するほどです。

スロートークには
「これから私が話します。聞いてください」
という石を伝える力があります。
だから、人の耳を自分の話に向けさせることが出来ます。
と同時に、人の警戒心を緩める効果もあります。

早口だと攻撃されているようで、
聞く方も落ち着かないでしょう?


センテンスごとに小休止を入れることと、
強調したい言葉の時に
スピードを緩めています。

この小休止の間に余韻を残して、
相手の反応を確認できるので、
会話のペースがいい具合に調整されます。

それに、話にスローとファーストのリズムをつけると、
スローの大切な言葉だけは覚えていてくれます。

もともと早口で、スロートークが難しい人は
小休止を入れたり、話にリズムをつける手があります。
これも、相手がリラックスして話を聞けるようにする
コツの一つです。

 


今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日一日があなたにとって

素敵な一日になりますように。

 

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