「ストレス疲れ」
が起きるのは、自分の中のストレスレベルが
許容範囲からあふれてしまったことにあります。
ある一定レベルまでは大丈夫なのですが、
注ぎ過ぎると、コップの水があふれるように、
ストレスを受け止めるスペースが
いっぱいになっているのです。
つまり、キャパシティーオーバー。
ところが同じような環境に置かれても、
そうならない人が居ます。
おそらく仕事とプライベートのバランスのとり方がうまい人で
上手に切り替えることが出来るので、
ストレスがあふれる前にきちんとクリアにしているのでしょう。
これをスポーツ選手のトレーニングに置き換えてみましょう。
例えば陸上の短距離選手の場合、
記録を伸ばすために、厳しいトレーニングを行いますが、
毎日何千キロも走ることはしません。
必ず間に休みがあります。
何故なら、トレーニングにより
ダメージを受けた筋肉や神経は、
休息をとることでゆっくり修復
されるからです。
この時、人の防衛反応として、前と同じ体では
次のトレーニングで同様に疲労してしまうので、
前よりも強い神経と筋肉を作ります。
これを
「超回復の理論」
といいます。
つまり、毎日毎日激しいトレーニングを
し続ければ、強くなるというものではありません。
上手に休息を入れることが強い体を作るために
必要なのです。
5時間歩いて50分休む。
3時間歩いて30分休む。
1時間歩いて10分休む。
どの方法が最も長い距離を歩けるでしょう?
それは1時間歩いて10分休む方法です。
疲れが少なければ、少しの休息で回復します。
5時間も歩いたら、50分休んだくらいでは回復しません。
仕事に例えれば、何日もずっと残業を続けて
やっと終わったと思ったら、
体調を崩して、何日も会社を休んでしまう。
最悪のパターンです。
今日はちょっと疲れていて、
能率が上がらないと思ったら、
思い切って休む。
そうすれば、翌日元気になって、
仕事がはかどるではありませんか。
夜、1時間かかってしまった仕事でも、
朝やれば15分でできちゃった。
なんてことはありませんか?
「もっとやらないと終わらない」
ではなく、
「今日休んでおくと、明日も明後日もスムーズに仕事ができる」
と考えを入れ替えてみましょう。
そうすれば、身体と心はきちんと修復されて、
依存と同じようなトラブルでは
ストレスとは感じない強さを
身につけることが出来るのです。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
今日一日があなたにとって
素敵な一日になりますように。