私の知り合いにシステムエンジニアがいます。
毎日パソコンを使って仕事をしているので
ストレスも相当なはずです。
ところが、彼はとても楽しんで仕事をしていますし、
また、悩んでいるように見えません。
何か特別なことでもしているのでは、
と話を聞いてみました。
彼は大のビートルズファンで、休みになると
ビートルズ好きが集まって
ポールやジョンのコスプレをして歌うのが
ストレス発散の一つだそうです。
仕事とは全く正反対の空気を吸うことで
上手にバランスをとっていたのです。
このように、オンとオフの回路の切り替えが
上手くできるのは、出来ない人と、
どこが違うかわかりますか？
その答えは脳にあります。
脳は、まず見たり聞いたり触れたりして、
様々な情報が入力されます。
次に脳はその情報を
頭の中で動かして出力します。
出力は、物事を考えたり、話したり、
身体を動かしたりすることです。
心理学の理論で、治療にも用いられる
交流分析の原則に、
「人は誰でも自分の行動の総責任者である。
自分の運命は自分で決定し、その決定を
与えることが出来る。常に私たちは
他人や環境から感じさせられたり、
行動させられたりするのではない」
というのがあります。
つまり、誰かに感じさせられたのではなく、
自分がそう感じているのです。
誰かに行動させられたのではなく、
自分がそう行動するよう選択したのです。
感じることはインプットです。
行動するのはアウトプットです。
ということは、ストレスをストレスとして
キャッチしないよう、インプットを変えれば
ずっとストレスは少なくなります。
ビートルズのコスプレのように、
ストレスをアウトプットできれば、
それはうまく発散できたことになります。
どう感じるか、どう行動するかは
習慣になっているものなので、
その習慣さえ変えればいいのです。
インプットとアウトプットの習慣を変えれば
気分が変わります。
気分が変われば、考え方も変わります。
行動や心も変わるので、新しい自分になり、
運命まで変えることが出来るのです。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
今日一日があなたにとって
素敵な一日になりますように。