K子さんは子供たちに人気のある保育士さん。
自分の受け持ちの園児の帰り際には
毎日一人一人のほっぺに「チュ」をすることを
つとめにしています。
ただ、たまたま忙しくて園児のL君に
「チュ」できない日がありました。
ところがその日の帰途、L君が
交通事故にあい、けがをしてしまったのです。
幸い7日間の入院で済むとのことでしたが、
K子さんには、その事故が自分が
「チュ」をしなかったせいで起こった気がして
仕方ありません。
K子さんは自分を責め、
このところすっかり元気をなくしています。
K子さんの考えはこうです。
やっぱりあの日、私が「チュ」をしなかったのがいけなかったんだ。
L君にとっても悪いことをしてしまった…。
すぐ治ればいいんだけど、
もし、後遺症でも残ってしまったらどうしよう…。
L君にもご両親にも合わせる顔がないわ。
ああ、私はなんて大それたことをしてしまったんだろう。
みんな自分が悪いんだ…。
さて、あなたならどう考えますか?
とても極端な例に感じるかもしれませんが、
悪いことはみんな自分のせいだ
と思っている方は結構います。
「会社が倒産したのは自分のせいだ」
「契約がまとまらなかったのは自分の印象が悪かったせいだ」
「今日の部長の機嫌が悪いのは、私の態度が気に入らないせいだ」
「今日ジャイアンツが負けたのは、自分の応援が足りないせいだ」
こんな考えに陥りやすい人は、
実は真面目て責任感の強い人がなりやすいのです。
度が過ぎると、生きていくのに窮屈になりますよね。
ならば、どうやって考えればいいと思いますか?
あなたの考えを教えてください。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
今日一日があなたにとって
素敵な一日になりますように。