完璧にすることで、そんなに自分を守りたいですか?
「ほかの人の事はどうでもいいから、自分のところだけは完璧に仕上げたい」
完璧主義の人にはそうゆう傾向が強く見られます。
また、完璧主義のひとは、「自分の力だけでやり遂げたい」
という思いが強く、他人から余計な口出しをされたり
自分の仕事に手を出されたりすることを
極端に嫌がります。
それはまるで、自分の領地に他人が介入できないよう、
いつも見えないバリアを張っているようです。
でも、完璧主義の人がそんなにしてまで守りたいものっていったい何でしょう?
それは
「自分の評価」
です。
完璧主義の人は「きちんとやらないと否定される」
という不安を抱いていて、
自分を低く見積もられないように、
「完璧にしておけば大丈夫だ」
という考えに無意識に逃げ込んでしまっているのです。
つまり
「完璧にすることで自分を守ろうとする」
心の癖がついてしまっているのです。
こうした心の癖がついてしまっている人は
「人に任せる」
ということが苦手なんです。
「人に任せておいて失敗したら、自分が評価を落としてしまう」
という不安があり、それが
「全部自分がやらないと、大変なことになってしまう」
という考えにつながってしまうのです。
なかには、他人に、「自分と同じ完璧さ」を要求してしまい
人間関係がうまくいかなくなる場合もあります
しかし、人は他人の協力なしでは生きられないものです。
何事も人に任せられないままでは、
いずれ自分も誰からも助けられなくなり
結果的に孤立してしまいます。
それを避けるためにはまず
「自分を守っているバリア」を解除して
「自分が他人の力によって守られていること」
に気が付かなくてはなりません。
世の中には完璧な人なんていません。
みんな、完璧でないからこそ、お互いに助け合って、生きているのです。
それがわかれば、他人に仕事を任せることにも
だんだん抵抗がなくなってくるはずです。
他人に自分と同じ完璧さを求めるなんて
時間と労力の無駄。
他人と過去は変えられません。
どうしても人を変えたいのなら、
自分が変わるしかないのです。
自分が変われば他人も変わるのです。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
今日一日があなたにとって
素敵な一日になりますように。