依存症 サプリメント依存

依存症について書いていますが、
これは誰もが他人事ではなく
気を付けないと自分も
かかってしまう可能性があります。

疲れが取れないと感じるときに
特に出てきやすいですから、
気を付けてください。

今回はサプリメント依存について
書きますね。

会社の事務をやっている絵里さん(26歳)の
肌は、透けるような白さです。

「仕事柄ちゃんとメイクしてますが、
 お肌のケアには命を懸けていると言っても
 いいくらいでした。
 以前は美容液などにこだわっていましたが、
 あるとき先輩から外側からだけでなく、
 内側からのケアがポイントと聞いて、
 サプリメントも飲むようになったのです。」

最初は先輩お勧めの商品を飲んでいましたが、
いうほど効果を感じられなかったので、
すぐに別のものを飲むようになりました。
ところが、そのサプリメントも2週間ほどで
全部捨ててしまって、また新しいものに、
手を出してしまうのです。

「これがいい!と思って飲んでいるのですが、
雑誌やテレビなどで、
《〇〇にはこれが効果的~》
というのを見ると、そっちの方が効果がありそうに
思えて・・・。少しでも早く新しいものを
飲まないと、現状維持できない
焦りを感じてしまうのです。」

絵里さんがこれほどまでにサプリメントに
依存してしまったのは、
ずっと美しいままでいたい、健康でいたい。
という心理が働いているためです。

健康や美容の情報がいろいろなところから
入ってきますが、それを吟味することなく

「これを飲めばきれいになれる!」

と単純に飛びついてしまい、
まるで魔法の薬のような錯覚を起こしているのです。

しかし、そんな魔法の薬はありません。

絵里さんに食生活を振り返ってみてもらうと、

・ギリギリまで寝ているので朝食は抜き
・昼はパスタやサンドイッチなど、炭水化物に偏っていて野菜不足
・ダイエットをしているので、母親が作ってくれた夕食はほぼ食べない
・間食が多い
・お酒が好きなので飲み会ではかなりの量を飲む。一人でワイン1本をあけることもある

これでは、サプリメントをとる前に、
身体を維持している栄養素がほとんど足りません。

基本となる体つくりが
おろそかになっていては、サプリメントをいくら
とっても無意味なのです。

絵里さんにはまず、身体に必要な栄養素が
そろって初めて体のさまざまな働きが
円滑になることを説明し、
きちんと食べるためには、食事記録をつけることにしまいs多。
合わせて、お通じや睡眠時間、体調や気分の変化についても
記録してもらい、簡単に運動する習慣も
持ってもらいました。

初めて1カ月を過ぎたころから、

絵里さんの表情が変わってきました。
バランスの良い食事をするようになってから、
ひどい便秘も改善し、朝もスッキリ
起きられるようになったのです。

「なんだか、朝メイクするときに
 化粧のノリがいいんです。
 それに以前は体がだるくなって、
 仕事に集中できなかったのですが、
 夕方まで疲れ知らずになりました」

サプリメント依存にならないために必要なのは
いくらでもある健康情報をうのみにせず、
何が自分に必要なのかを吟味する冷静さ。

これだけとれば安心ということはありません。

まずは基本となる生活習慣を見直して
そのうえでサプリメントを上手に利用して
正しく健康維持に役立てることです。

私もサプリはいろいろ試した方ですが
今は必要なものに落ち着きました。

身体の癖を知ることも大切です。

明日はチョコレート依存です。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日一日があなたにとって

素敵な一日になりますように。

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