でもでも・・・・。

「是非・・・やりたい。でも私は体が弱いから無理だ」

「アドバイスをありがとう。でも
 そんなことしたらみんなからどう思われるか・・・」

「そう、理屈ではそうかもしれない。
 でも、現実は違うのよ」

「頭ではわかっているんだけど、
 でも、実際は出来ないのよ」

いますよね。心の中に。

でもでも君

何を言っても「でも」「でも」

私のところに雑談と一緒に相談する方が

結構いますが、

「こんなふうにしたらいいんじゃない?」

というと

「はい、でもダメだと思います。なぜなら~・・・・」

と返してくる人がかなりの確率でいます。

こんな人には何度アドバイスしても同じ

「はい。でも」ゲーム

を繰り返す心の癖がついているからです。

このタイプの人は優柔不断で

物事を一人で決断するのが苦手なので、

よく他人に相談します。

しかし、根本的に他人に対する依存癖があって、

他人のアドバイスに、

すべてを一挙に解決する

「魔法の杖」

を求めているようなふしがあります。

それで、人の助言が自分の意に沿わないと

「でも、・・・」と

反論してしまうのです。

そんな「魔法の杖」なんかあるわけがありません。

ですから、相談された相手も

自分の提案が受け入れられず

やがて腹を立てて、最後には

「じゃあ勝手にすれば」

ということになってしまいます。

なぜこんなことになるのでしょう。

それは

「自分が傷つきたくないから」

です。

このタイプの人は、自分が傷つくのを避けるために

無意識に安全地帯に逃げ込んでいます。

人間関係のゴタゴタで

人を傷つけたくないし、

自分も傷つきたくない。

だから、責任を回避し

「どうすればいいか」

の判断を他人に預けてしまうのです。

そして、自分だけは

「自分の殻」

という

「ぬくぬくとした安全地帯」

から出ずに済まそうとしているのです。

ですから、この癖を直すには

「自分の殻」

という安全地帯を自分から出なくてはなりません。

自分のストレスを解決するのは

あくまで自分自身。

その解決のために、一度自分のひいた境界線の外に

足を踏み出してみましょう。

一歩踏み出してダメなら戻ればいい。

こわごわとでもいいから、ほんの少しの勇気を出して

チャレンジしてみるのです。

踏み出すためには、多少のエネルギーを要します。

でも、ひょっとしたら・・・

踏み出した先の方が、

今よりもっと居心地がいいことに

気づくかもしれません。

そうしたら、その労力は無駄ではないのです。

そうやって、少しずつ、成功体験を

重ねていけば、次第に他人への依存心が消え、

「魔法の杖」がなくとも

自分でやれるという自信がついてきます。

いつまでも他人を当てにしていてはダメ。

自分の力をもっと信じてください。

自信がつけば身を護る殻なんかいらなくなります。

そうやって、「自分の殻」を脱皮することが

「大人になる」ということなのです。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日一日があなたにとって

素敵な一日になりますように。

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